【書評】情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論

とあるサイトで紹介していた「情報サイトでオーソリティーを目指そう」と言う本を読んでみました。更新数が少なくとも安定したアクセスが得られるなんて夢のように思えませんか?

さて、タイトルにある「オーソリティ(authority)」とは権威という意味になりますので、オーソリティサイトとは、「権威のあるサイト」と言う意味になます。
もう少し具体的に言うと、

    • とあるジャンルについて多くの事を網羅していて
    • その情報の内容に信頼性が高く
    • 他のサイトやブログで引用されていてSNSでも拡散されやすい

     

    サイトの事です。

    大規模なところで言えばWikipedia。
    ジャンルに絞ってみるとクックパッドあたりがオーソリティサイトと言えるでしょう。

    これらのサイトは企業や団体が運営する大規模なものになりますが、個人でもアイディアとジャンル選定次第では十分太刀打ちできるとのこと。例えば本書の筆者が運営しているサイト、ブルースとアコギと初心者のためのギター講座

    このサイトは2000年にサイトが解説され、今では年に数回しか更新していないにもかかわらず、SNS等で度々言及されているおかげで月間50万PVを維持するサイトとのことです。

    では、このようなオーソリティサイトをどうやって作っていけばいいのか?
    という事について解説したのが本書です。
    サイトの更新頻度が少ないのにも関わらず安定したPVが得られるのは、本当の意味で「サイトの資産化」に成功した例だと思います。

    ブログとサイトの違い

    ブログとサイトの違いについては色々な意見があると思いますが、本書ではブログは完結が無い、サイトは完結がある、と言う認識です。

    テレビ番組で言うところのバラエティ番組がブログ、ドラマがサイトでしょうか。

    バラエティ番組は「最終回」を念頭に置いていません。
    出来る限り続けることを念頭に、視聴率を得るためならば番組の趣旨を変更してでも続けようとします。最終回は必然的に視聴率が稼げなくなった時にやってきます。

    一方でドラマは「最終回」があってナンボの番組です。
    視聴率が低すぎるために打ち切り…なんてこともありますが、基本的には最後が決まっています。つまり、最初から明確に始まりと終わりが意識されていることになります。

    ブログのデメリット

    ブログと言うメディアは、基本的に新しい情報を先頭に持ってくるスタイルです。

    ブログの読者は基本的には新たな情報を知りたくて訪問するわけですから、便利な一面があるものの、逆に言えば古い記事はどんどん後ろに追いやられます。

    せっかく書いた渾身の記事であっても、読者に見つけてもらえなかったり、見つけてもらったとしても「古い記事」と認識されて読んでもらえない可能性もあります。ブログは記事の鮮度を大事にするメディアですから仕方のない一面ではあります。

    そしてもう一つ大きなデメリットがあります。
    それは、更新を続けないとアクセスが下がる事。

    ブログには完結がありません。
    読者やファンは新たな記事を読みに来るわけですから、記事の更新が無ければ必然的にアクセス数は下がるのです。

    オーソリティサイトの更新頻度が低くても何で高いアクセス数がキープできる理由とは?

    先ほど、「サイトはテレビ番組のドラマのようなものである」と書きました。
    最初からサイトの趣旨が決まっていて、どのような形で終わるかをあらかじめ想定して作るからです。

    では、どんなサイトが更新が無くとも多くの被リンクが貰え、SNSでも拡散されやすい「オーソリティサイト」になるのでしょうか?

    オーソリティサイトをドラマで言えば、名作ドラマです。
    一度見終わっても何度も何度も見たくなるドラマです。
    定期的に人々の話題に出されて、「あ、もう一回見たくなったな」と思わせるドラマです。

    サイト内の情報が時間の経過と共に使えなくなるわけはない普遍的なもので、そして訪問者に役立ち、何度も訪れたくなる・・・。それがオーソリティサイトなのです。

    ですから、例えばSEO対策についての情報を網羅したサイトはオーソリティサイトにはなりません。
    時間の経過と共にSEOのやり方は変わってきますから、常に新しい情報をアップデートしなくてはいけませんし、古い情報は全くの無用な情報になってしまいます。

    自分のサイトをオーソリティ化してみたくなった

    実は私、HTML形式のWebサイトをいくつか持っています。
    ペラサイトと言うわけではなく、自分の頭にある情報をまとめたサイトなのですが、本書を読んで「なんとかオーソリティを目指せないかなぁ?」と考えているところです。

    オーソリティサイトは「更新をしなくてもいい」という大きなメリットはありますが、その分サイトの完成度が求められます。簡単ではありませんし時間もかかります。

    しかし、それだけの価値はあるのではないかと思えるのです。

    オーソリティサイトについて気になった方、ぜひ読んでみてください。
    アマゾンのキンドル限定ですがKindle Unlimitedで読み放題になっていますのでお勧めです。普通に購入しても価格以上の価値はあるでしょう。

    情報サイトでオーソリティーを目指そう