20年以上続く不景気、名ばかりの終身雇用に全く伸びない給料、逆に増え続ける社会保障費と税金、そしてどう考えても足りそうにない老後の蓄え・・・。
こんな現状を反映してか、「副業」を許可、もしくは推進する企業が増えてきているそうです。
さて、副業と言えば何があるでしょうか?
一昔前ならば、ちょっとしたアルバイトが一番に挙がっていたはずです。
アルバイトなら手軽にやれますし、本業に差し支えにくいからです。
しかし現在はネットという素晴らしいツールがあります。
これを使って家にいながらお金を稼ぐ「副業」がメジャーどころになるのではないでしょうか?
・アフィリエイト
・ネットオークション
・せどり
・FX、株、先物等のトレーダー
・プログラマー、Webデザイン
・Webライター
などなど思いつけばキリが無い程にネットでお金を副業的に稼ぐことが出来る時代になりました。かくいう私も元々は会社勤めをしながらFX取引をつづけ、トレーダーとしての収入が給料を大きく上回ったために退社しました。副業が本業になった形ですね。
副業やるならアフィリエイトが一番とっつきやすい?
上の方で、色々とネットで稼げるジャンルを挙げてみましたが、個人的に一番取っつきやすいかなと思うのがアフィリエイトです。
この記事を読んでいる方は、既にアフィリエイトをされている、もしくは興味を持っている方だと思いますが、アフィリエイトの魅力って「初期投資額が極めて少なくて敷居が低い」ではないでしょうか?

「投資はリスクが大きくて大損する人も結構いるみたいだし、ネットオークションはトラブルが面倒、せどりは流行っているけど面倒そうだし、プログラマーの知識なんてあるわけないし・・・。
それならアフィリエイトっていいんじゃないかな?
無料で外に出ずにやれるし、簡単そうだし!しかも凄く稼げるんでしょ?」
そう思う人多いんじゃないかなぁと私は思っています。
確かに初期投資額は他のものと比較すれば圧倒的に安いですし、全くの初心者でも広告を自分のサイトに表示させることくらいならその日にでも出来るでしょうから。
私の推測が当たっているのかどうかは分かりませんが、現実としてネットショッピングの増加につれてアフィリエイターの数や広告量も増えているようですし、「アフィリエイト」と言う言葉がより一般的になってきたと思います。
アフィリエイトが更に加熱したら・・・

ネットを使っての「アフィリエイト」が始まってからまだ20年くらいになりますが、市場はまだまだ成長段階だと私は思っています。
今後はテレビや新聞・雑誌等のメディアはもっと隅に追いやられるだろうし、多くの企業がネットで広告を出そうと考えるはずだ・・・と考えられるからです。
そういった意味ではまだまだ稼げるとは思います。
でも、今後アフィリエイターの数が市場の成長以上に急速に増えた場合、既存のアフィリエイターにとっても、新規のアフィリエイターにとっても稼ぎにくくなる時代になるとも考えています。
では、アフィリエイターが増えたらどんな感じで稼ぎにくくなるのでしょうか?ちょっと考えてみました。
キーワードが選定が難しくなる
キーワード選定とは、検索でヒットしそうなキーワードを探し出してタイトルに入れることですが、アフィリエイターが多くなり過ぎると、キーワード競争も過熱し、どのキーワードでも検索上位で表示されにくくなります。
SEO対策が難しくなる
アフィリエイター数が増える=それなりにしっかりとSEO対策を施したWebサイトの数も増える、ということになるわけですから、ちょっとしたSEO対策をしたくらいで検索上位に持ちあがるのは簡単ではなくなります。
また、検索エンジンの精度が更に上がれば、中途半端なペラサイトも検索でヒットしにくくるなる事でしょう。
購入者のアフィリエイトに対する耐性
今はまだ「アフィリエイト」と言う単語を知っている一般人は決して多くありません。
だからこそ知らないうちにリンクを踏んで何か商品を購入したりするのですが、もっと「アフィリエイト」というビジネスが知られるようになった場合、購入する側も「自己アフィリして買おう」とか、「このサイトのリンクを踏んで買うのはやめよう」と考える人が多くなるかもしれません。
アフィリエイト市場が成熟した場合は、レッドオーシャンからブルーオーシャンへ逃げるべき

アフィリエイターによる競争が激しくなると、我々のアフィリエイト市場が血で血でを洗うレッドオーシャンになってしまいます。
こんなところで戦っても疲弊するだけですから、出来る限りライバルのいないブルーオーシャンの市場で戦う方が効率的です。
ブルーオーシャンの市場?
具体的にどんなブルーオーシャンかと言いますと2つ提案できます。
1.他のアフィリエイターが紹介していない、もしくは紹介できない商品をアフィリエイトする
他のアフィリエイターが紹介していない商品と言うのは、新商品やそれなりに売れているのにアフィリエイトされていない商品などがあります。
更には、特定の条件を満たすことでアフィリエイトさせてもらう事の出来る商品もあります。
これらの商品はライバルが少ないために報酬が入りやすいでしょう。
2.紹介者としてのブランド価値を高める
購入する側としては、「誰がお勧めしているか?」と言うのは非常に重要です。
あなたが信用する人、好きな人、尊敬している人から「これ凄く良いんだよ!使って見たら?」と言われたら、少なくとも興味は湧くはずです。
そんな感じで、アフィリエイトサイトする情報の発信者にブランド力や信頼性が高まれば、新規の購入者も、リピーターも増えてくれるはずです。
アフィリエイトはビジネスだ!
以上、私の考える今後のアフィリエイト市場とその対策方法についてまとめました。
結構悲観的な憶測になってしまいましたが、常に最悪の事を考えて行動するのがトレーダーです(笑)もちろんこれはビジネスにも当てはまると思っています。
アフィリエイトはビジネスです。
副業だろうが本業だろうが、本気でやらないと儲けられないのは確かです。
結局大事なのは継続すること、諦めない事、自分を高めること、そしてほんのちょっとのヒラメキ…だと思います。